2020-01-01から1年間の記事一覧

習作?その1について

このあいだ小説を書いたけれど、あらかじめ「これについて書きたい」というテーマがあったわけではなくて、そのかわりに、いくつかルールを決めた。一つ目は「時間を飛ばさない」ということ、二つ目は「一人称で書く」こと、三つ目は「三人称の心理描写を書…

時間が流れること、コピー、芸術2

前回の記事でいいたかったことをひとことで要約すると、 フィクションは無数のA'=可能世界を生み出し、そういうフィクションをつうじてしか僕たちは現実に触れることはできない、 ということになる。つまり あるフィクションの時間の流れに身を置くことで、…

時間が流れること、コピー、芸術

過去の出来事が「本当に」起きたことなのかどうか、それを「事実」として提示することを僕たちはできるのだろうか。 僕たちは自分自身が体験したことであっても、それを1秒1秒鮮明に連続して思い出すことはほとんどできない。断片的に風景や会話を思い浮かべ…